これも情報格差を利用したビジネスの良い例になりますな。
一年前と比べると50%アップって感じてしまうんだけど時間軸のスケールをちょっと変えると別の世界が見えるんだよな。
まワシならこんな保険はいるくらいなら利率1.6%の10年国債買います。
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| FujiSankei Business i. 2007/5/18 |
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「久々に予定利率引き上げによる効果を実感している」
明治安田生命保険の収益管理部長の浅野紀久男の表情は明るい。
今年4月、保険料を契約時に一括して支払う貯蓄性商品「一時払い終身保険」の予定利率を1・3%から1・55%に引き上げた。1月には貯蓄性商品である一時払い養老保険の予定利率も、1・1%から1・5%に引き上げている。
長崎県内のある女性営業職員は1~3月で一時払い養老保険を12件販売した。ここ数年では考えられなかった数字だ。
予定利率は契約者に対してあらかじめ約束する運用利回り。利率が引き上げられると、その分、保険料は安くなる。
生保はゼロ金利に代表される日銀の超低金利政策に最も泣かされてきた業界だ。運用の基本となる国債などの長期金利はすずめの涙ほどしかなく、約束した予定利率を達成できない「逆ざや」にあえぎ続けてきた。破綻(はたん)する生保も相次いだ。
だが、日銀が2月に政策金利を0・5%に引き上げたことで、長期金利も先行き上昇の期待が持てるようになり、長期金利を基準に決める予定利率の引き上げに踏み切った。
≪前年比4倍に≫
ゼロ金利時代には株式などで運用する投資信託に水をあけられていた生保の貯蓄性商品。しかし、1月の一時払い養老の利率引き上げ以降、業務部で販売管理を担当する岸一樹のもとには、営業現場から「すごい売れ方だ」との歓喜の声が伝わってきた。
全社の一時払い養老保険の1~3月の販売実績は、前年同期に比べ約300%増にも達している。
住友生命保険も4月に一時払い養老の予定利率を1・0%から1・55%に引き上げた。
「銀行の定期預金などと比べて頭一つ抜け出た水準になり、お客さまの資金の預け入れ先として検討してもらえるようになってきている」
商品開発室長、成山育宏も確かな手応えを口にする
生保の予定利率はバブル崩壊以降、相次ぐ日銀の利下げに合わせ、下がる一方だった。
潮目が変わったのが2006年2月。最大手の日本生命保険が一時払い商品の予定利率を21年ぶりに引き上げた。
日銀が量的緩和政策を解除する1カ月前、06年7月にゼロ金利政策を解除する約半年前というタイミング。政策金利が徐々に引き上げられ、長期金利も上昇していくのを見越した決断だった。
日本生命の判断は生保業界全体の空気を一変させた。保険金の不払い問題で消費者から厳しい視線が注がれるなか、萎縮(いしゅく)するのではなく、予定利率の引き上げで、“攻め”に転じる姿勢が強まっている。
≪「もうひと越え」≫
ただ、先行き不安もある。「日銀の金利引き上げは緩やかなペースになる」との思惑から、当初の予想よりも長期金利の上昇は限定的にとどまっているためだ。生保各社はさらなる予定利率の引き上げという次の一手を打てないでいる。
「ゼロでなくなった意義は大きいが、『もうひと越え』という感じもある。もう少し長期金利が上がると商品開発でも自由度が出てくる」
住友生命の成山はこう話す。生保業界にとって金利0・5%は、飛躍のための「カタパルト(加速装置)」としては、まだ不十分なようだ。(金融取材班)=敬称略 |
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